歌舞伎役者

■歌舞伎役者で良かったと思うことはありますか?

 

 

あんまりないんじゃないですかね(笑)

 

「歌舞伎の人ですよね」とか言われるのイヤですもん。

 

 

■えー!そうですか(笑)

 

 

ご容赦くださいって感じ(笑)

よく行くご飯屋さんとかでね「ほら!この人歌舞伎役者の人なんですよ!」とかってホント勘弁してほしいです(笑)

黙ってご飯食べさしてって思っちゃいます。

 

 

■プライベートな時間ですもんね。

 

「歌舞伎役者で良かった」って人あんまりいないと思いますよ(笑)

 

 

■もともと歌舞伎が好きだから自ら歌舞伎の世界に入られたわけですが、実際に入ってみると思っていたのと違ったりして?

 

 

入ったばかりの時は、ほとんどが背景みたいに動かないか「幕とともに去りぬ」ですから。

それで“歌舞伎役者”と言われると非常に心苦しかった。

 

今はなんとなく“歌舞伎役者”と言われると「…まぁ、はい」くらいは言えるようになりましたけど(笑)

まだ胸張っては言えないですね。

 

 

 

■そうですか。

 では今度の自主公演が成功したらちょっとは…

 

 

ちょっとは言えるかもしれない。

今はまだ、「歌舞伎役者」 の…「か」くらい。

 

 

■竹三郎さんくらいの年齢になったら「歌舞伎役者で良かった」と思うかもしれないですね。

 

 

う~ん、、

でも前インタビューした時なかったでしょ(笑)

「別に~」みたいな(笑)

 

 

■はい、そうでした(笑)

そういうものなんでしょうね。

私から見たら、好きな世界に入ってそれを仕事にされてるのって良いなと思います。

 

 

好きと嫌いは紙一重かもしれないですね。

 

ちょっとこれからいろんな人に聞いてみてください。

© 2017 Tomoko Shimokawa