「第一回竹之助の会」観劇レポート

5月の取材から早3ヶ月。

いよいよ「第一回 竹之助の会」当日となりました。

 

 

大阪もやはり暑いですね。。(・ω・`)

 

松竹座で盟三五大切とか観て以来だからちょうど一年ぶりかな。

なんかめちゃめちゃ暑い時と、雪が降り積もるほどのめちゃめちゃ寒い時に来てる気がします。

ちょうどいい季節に来たいのですが…(笑)

 

 

 

さて、

会場は大丸心斎橋劇場。

駅からもすぐでとても便利な場所でした。

 

 

昼夜2回公演ですが、私は夜の部を観劇しました。

 

 

自由席というから当然少しは並ぶだろうなぁと思いながら、並ぶのは苦手なので20分前に到着。

すでに30人くらいは並んでいましたよ。

建物の中だけど人が密集していて少し暑い…。

 

周囲は関西の言葉でお話されてる方が多いように感じました。

外国の方のお姿もありましたよ。

 

いよいよ会場〜♪

 

 

上手よりだけど一列目のお席に座り、早速公演プログラムを熟読(^ ^)

 

 

私の両サイドもお一人で観にいらしてるようでした。

まずはお芝居「歌しぐれ」です。

75年ぶりの上演で、台本は竹之助さんご自身が過去の台本をミックスして作り上げたものとのことで、

しかもしかも多方面からの出演者ということもあり、

「全く予想のできない舞台だーッ o(≧▽≦)o *☆」(←心の声)…と一人大興奮の私。

 

 

 

竹之助さんは、

紫の頭巾をかぶり、左頬にホクロ、銀杏柄のお着物というお姿。

お芝居全体を通して、ご本人もおっしゃるようにどちらかというと確かに地味なお芝居です。

派手な仕掛けがあったり、豪華絢爛な衣装で登場するわけでもありません。

でもだからこそ、役者さん自身の良さや雰囲気を感じられる舞台だなと思いました。

派手さでごまかさないというか…。

竹之助さんが大事になさる“大阪の匂い”を感じられるお芝居でしたよ。

 

吉弥さん演じるおれんも、竹之助さん演じるおぬいも、どちらも娘のことを想う気持ちがたまらなく、涙を誘うストーリーで(´;Д;`)

 

竹三郎さんが登場するとより舞台が引き締まって、若手が多い中に竹三郎さんのような役者さんがいらっしゃるとやっぱりかっちりしてて良いなぁと感じました。

 

八十吉さんはズッシリと構えてらっしゃって安定感のある俳優さんですね。

歌舞伎寄りの発声で違和感なくその世界に溶け込んでいました。

 

落語家の桂九雀さんは背もあって舞台映えする方だなぁと。

座布団に座った瞬間、落語が始まりそうな雰囲気でした。

私は落語の舞台を観に行ったことがないのですが、落語の方の発声って独特だなと感じました。

歌舞伎とは違う発声というか、現代劇に近い発声?というか。

しかし、声も通っていて聞き取りやすい、さすが落語家さんだなと。

 

新派からご出演の河合宥季さんは、

写真では拝見したことがありましたが、今回初めて舞台でお目にかかりました。

美しさに驚きましたよ。本当に男の人なのかと信じられないくらい。

新派のことはわかりませんが、これだけの美貌があればファンが多いだろうなと。

少し気になったのは鬘の毛色が黒ではなく焦げ茶色というか、、役者さんによってこだわりがあるのかなぁと。

後半の白無垢姿は、若さもあって本当に美しく、見惚れてしまいました。

 

 

お芝居と舞踊の間には、師・竹三郎さんのご挨拶がありました。

竹三郎さんご自身も今まで自主公演を何度もなさっているだけに、やはり見えない部分の苦労だったり、竹之助さんの役者としての新たな一歩が嬉しかったのではないかなと感じました。

 

 

舞踊「雷の道行」は、藤間涼太朗さんの振付でこちらもやはり珍しくなかなかお目にかかれない舞踊です。

なのでこちらも想像でどんな舞踊になるのかなと楽しみにしておりました。

 

涼太朗さん演じる雷は、もっと擬人化した鬼だと想像していたのですが、

これがまた可愛らしいというか絵に描いたような赤い鬼で(笑)

 

髭と眉毛が独特で、手と足の指が三本なんですよね。

 

竹之助さん演じる稲妻は傾城のお姿でとても華やかでしたよ。

淡い桃色の地に桜と松が描かれたお着物でした。

お芝居とのギャップがあってとても良かったし、振付もそれぞれに見せ場があり堪能できました。

 

涼太朗さん演じる雷は、キャラクターがはっきりしていて、お顔も赤く塗ってお化粧してありましたし、こういう役が一つでもあると面白味があり、どなたが観ても理屈抜きに楽しめますよね。

 

 

カーテンコールでは、竹之助さんのご挨拶がありました。

「これ(自主公演)が終わったら終わりではなく、明日からが勉強」だとおっしゃっていたのがとても印象的でした。

公演を終えた直後の達成感もあったことでしょう、言葉が力強く感じられました。

 

この日が師・竹三郎さん86歳のお誕生日ということでバースデーサプライズがありましたよ〜!

本当86歳って信じられませんが(笑)

会場みんなでお祝いし、和やかな雰囲気に包まれました。

 

 

市川猿之助さんからお誕生日メッセージもありました。

 

年下の方はみんな亡くなりました。(会場笑)

 

なんかまたやってよ(自主公演を)

 

というような内容で、猿之助さんらしいメッセージでした。

 

「暑さで死なないように」

で締めくくり、会場爆笑でしたよ(笑)

…それで終わり?!みたいな(^◇^;)

 

皆様にあたたかく祝福され、竹三郎さんも嬉し泣きしてらっしゃいました。

 

 

最後は「大阪締め」で締めたわけですが、

福岡出身の私は、大阪締めを知らず〜…

でも、そうだよね、するよね、大阪締め。

と思いながら

周りに合わせるのでありました〜。。(^^;

 

 

 

 

なにはともあれ、自主公演って和やかな場面もあったりして、

本公演とは違う良さや楽しみがあり、行って良かったなと思いました。

 

 

 

劇場を出られるお客様も皆さん

「いや〜良かったねー!」と言いながら帰られてました。

 

 

演目のチョイスと配役がとても良かったです。

 

 

あ〜もう一回観たい。

大阪に来たら必ず京都にも寄るのですが

南座もうすぐですね〜!

 

はぁ〜11月か〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竹之助の会が終わって3週間後、

私は福岡市博物館で「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」へ行ってきたのですが

同時開催の「幽霊・妖怪画の世界展」もみて、

 

そこに描かれていた鬼の指がやはり三本で

(※「幽霊・妖怪画の世界展」は撮影OKでした)

 

 

私今まで鬼のこと気にしたことなかったけど指はやっぱり三本なんだと。

気になって帰って調べてみたら

 

 

5本指の鬼もいないことはないらしいのですが

基本的には三本指らしく。

 

鬼は

貪欲、嫉妬、愚痴に終始し、

知性と慈悲にかけてるから3本だそうです。

 

 

 

なるほどな〜と。

 

 

 

 

晴信展も最高に面白くて

図録も買いました〜♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ちょっと脱線しましたが(^_^;)

 

以上、観劇レポートでした♪

 

 

2018年8月26日 下川智子

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