​こもちやまんば

嫗山姥

本外題…嫗山姥

通称…しゃべり山姥、八重桐廓噺

 

初演…正徳2年(1712)

作者…近松門左衛門

主な登場人物

・八重桐(元は傾城。血を飲んで身籠ったのが坂田金時である)

・坂田時行(八重桐の夫だが今は煙草屋で源七と名乗る)

人形浄瑠璃を歌舞伎化したもので

もとは全五段でしたが二段目が独立したものとなっています。

 

のちに源頼光の四天王となり活躍した坂田金時(金太郎)の誕生にまつわる話です。

 

遊女・八重桐の夫である坂田時行は親の仇を探し旅に出たまま失踪。

そんな中、八重桐がたまたま通りかかった館の中から、聞き覚えのある唄が聞こえてきます。

八重桐が館の中に入ると、そこには仇討ちに行ったはずの夫がいました。

ここで八重桐が夫との廓での馴れ初めや不実を聞かせます。

 

八重桐は源七に、すでに妹・白菊が仇討ちを果たしたことを話す。

それを聞いた源七は自らを恥じ切腹。

その血を八重桐が飲むと懐妊し、源七の血が入ったことで勇壮な人格に変わり立ち廻りとなります。

 

八重桐は伊豆の足柄山に入り、山姥となる。

作者である近松門左衛門の墓に行ってきた話はこちらからどうぞ。

 

© 2017 Tomoko Shimokawa